【ブリュッセル時事】オランダ政府は3日、ドイツ、フランス、イタリアの3カ国と、新型コロナウイルスのワクチンを欧州連合(EU)で十分に確保するため「ワクチン同盟」結成に合意したと発表した。製薬会社との交渉で協力し「可能な限り欧州でワクチンが生産されるようにする」ことを目指している。
 ワクチン開発をめぐっては、仏製薬大手サノフィの経営トップが先月、同社に投資した米国がワクチンを優先入手できると表明。仏政府が猛反発するなど調達競争が激化しつつある。
 オランダ政府は声明で「手頃な価格で幅広くワクチンがEUで利用できるよう製薬会社と合意することを望んでいる」と説明。欧州委員会の交渉参加も求めるほか、他の加盟国との協力も図る。アフリカなど低所得国のワクチン入手支援も目的に挙げた。 (C)時事通信社