京都大iPS細胞研究所などの研究チームは4日、パーキンソン病などに用いられる治療薬をアルツハイマー病の患者に投与する臨床試験(治験)を始めると発表した。さまざまな細胞に変わる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って既存薬を調べた結果、効果が期待できることが分かったという。6月中にも患者10人への投与を始め、安全性と有効性を確かめる。
 同研究所の井上治久教授らは2017年、認知症の一つであるアルツハイマー病の患者に由来するiPS細胞を使い、原因物質「アミロイドベータ」を減らす働きをパーキンソン病などの治療薬「ブロモクリプチン」が持つことを発見した。 (C)時事通信社