【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)政府は8日、新型コロナウイルスの新規感染がなく、これまでの感染者も全て回復したとして、約3カ月半ぶりに患者数がゼロになったと発表した。これを受けて、同日深夜にコロナの警戒度を最低水準の「レベル1」に引き下げ、国境を除き経済活動などに対する制限措置を全面的に解除した。
 国外から新型コロナが持ち込まれることを警戒し、出入国の制限は継続する。アーダーン首相は記者会見し「現時点でNZでの感染を撲滅したと確信している」と表明した。だが「国内で再び発生するのはほぼ確実だ」とも説明し、将来に備えるよう呼び掛けた。
 約500万人の人口を抱えるNZはこれまでに1154人が感染し、死者は22人に上る。8日までの17日間、新たな感染者の報告はない。同国は感染者が少ない段階で出入国を制限した上で、厳しい都市封鎖(ロックダウン)に踏み切り、感染者の爆発的な増加の抑制に成功した。 (C)時事通信社