鳥取県立中央病院は9日、新型コロナウイルスの感染が確認された入院患者2人の電子カルテを職員が正当な理由なく閲覧していたと発表した。一部は興味本位で閲覧していた疑いがあり、記者会見した広岡保明院長は「県民にご迷惑を掛け、心からおわび申し上げる」と謝罪した。
 病院によると、不適切な閲覧が確認されたのは、県内で初めて感染が判明した60代男性と3例目となった20代男性の電子カルテ。2人が退院するまでの間、看護師や検査技師ら職員計28人が不必要にカルテを閲覧していた。個人情報の外部への流出はないという。
 病院側は4月に不適切な閲覧を把握し、全職員に注意喚起していた。閲覧目的について、広岡院長は院内感染への不安から職員が患者の病状を確認していたとしたが、聞き取り調査に「気になった」と説明する職員もいたとし、「興味本位の可能生もある」と話した。
 県病院局は不適切な閲覧をした職員の処分を検討している。 (C)時事通信社