自民党の岸田文雄政調会長は10日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで、政府が全戸配布を進める布製マスクについて「私も普段から着用しているが、市販の不織布マスクと比べても機能的に劣っているとは思わない」と語った。「小さい」「遅い」など何かと評判の悪いマスクだが、安倍政権を支える立場として擁護した形だ。
 新型コロナウイルス感染拡大による国内のマスク不足を解消しようと、政府は4月に配布を始めたものの、まだ完了していない。岸田氏は「一刻も早く国民全員に届けてほしい」と求めた。
 一方、安倍晋三首相と溝のある石破茂元幹事長は同誌のインタビューで「(布マスクは)議員宿舎や議員会館にはいち早く届いた」と指摘。「せめて(国会議員に)最後に届ける配慮も必要だ。国民がどう思うか想像力に乏しい」と苦言を呈し、岸田氏と対照的だった。 (C)時事通信社