大阪府は11日、入院患者やスタッフら133人が新型コロナウイルスに感染した「なみはやリハビリテーション病院」(大阪市生野区)について、厚生労働省のクラスター対策班がまとめた調査報告書を公表した。報告書は、感染の把握が遅れたことで、スタッフを介して院内感染が広がった可能性を指摘した。
 報告書によると、ウイルスが持ち込まれたルートは特定できなかったが、4月初めに他病院から転院した入院患者が同3日に発熱。元の病気による発熱と判断され、感染が判明する15日まで院内でリハビリを続けた。
 マスクや消毒用アルコールなどの物資不足からスタッフの感染予防対策は不十分で、病棟ケアやリハビリ施術などを通じて感染が拡大。スタッフが密集して使うロッカールームや食堂などで濃厚接触者が増えた可能性も指摘した。 (C)時事通信社