インド最高裁は12日、新型コロナウイルス感染者の多い首都ニューデリーなど4地域で、患者の待遇を改善するよう各地方政府に要求した。特にニューデリーでは、患者が「動物以下」の扱いを受けているとして迅速な対応を迫った。インド最高裁は社会問題に関し、訴訟以外でも当事者に改善命令を出すことができる。
 地元メディアによると、最高裁は「病院で新型コロナ患者が泣き叫んでいても誰も世話をしない。患者が死亡しても親族にすら通知されない。(適切に火葬されず)ごみためから見つかった遺体さえある。動物以下の扱いだ」と首都での患者の扱いを批判した。
 また、「政府系の病院に空きベッドがあるのに、患者は入院のため病院を探して走り回っている」「新型コロナの検査の件数は減らされつつある」とも指摘。ニューデリーと同じく感染者の多い、商都ムンバイを抱える西部マハラシュトラ州、南部タミルナド州、東部の西ベンガル州にも待遇改善を命じた。 (C)時事通信社