理化学研究所が2021年度の本格運用を目指すスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が16日、理研の計算科学研究センター(神戸市)で報道陣に初めて公開された。昨年夏に運用を終えた「京(けい)」の後継機で、4月から試験的に新型コロナウイルス対策の研究に使われている。
 センター3階の1700平方メートルに、機器が詰め込まれた箱形の「ラック」を432台配置。各ラックには最大384個のCPU(中央演算処理装置)が搭載され、計15万8976個のCPUを連結して稼働させる。
 富岳は京の100倍以上の計算能力と、省電力性能の向上を追求している。松岡聡センター長は「10年間かけて作り上げた日本のフラッグシップコンピューター。世界一を目指すとともに、裾野は広く、さまざまなユーザーに向けられている」と話した。 (C)時事通信社