富山県立大と金沢大の研究グループは17日までに、下水処理場の下水から新型コロナウイルスの遺伝子を検出したと発表した。国内で下水からのウイルス検出に成功したのは初めて。ウイルス量を調べることで、感染拡大の「第2波」の予兆を察知できる可能性があるという。
 新型コロナは感染者の便に含まれ、下水から検出される事例が海外でも報告されている。
 研究グループは3月5日~4月24日、石川、富山両県の4カ所の下水処理場で週1回、下水を採取。100倍程度に濃縮しPCR検査をした結果、計27サンプルのうち七つから陽性反応が出た。
 10万人当たりの感染者数が両県でそれぞれ10人を超えた4月中旬ごろから、陽性率が増加する傾向が見られたという。 (C)時事通信社