4月から約2カ月間続いた東京都の休業要請は19日、接待を伴う飲食店などの営業再開に伴い、全面解除される。都内では「夜の街」で多数の新型コロナウイルス感染者が確認されていることから、新宿区が積極的な検査受診を店舗側に呼び掛けるなど、二次感染を防ぐ取り組みが進められている。
 ホストクラブやキャバクラといった店が多く集まる新宿区は18日、従業員や事業者の組合などを交えた対策連絡会の初会合を開いた。吉住健一区長は「安全で安心できる環境をつくっていく。どうやったら感染拡大を防止できるか情報共有していきたい」と強調。予防策の徹底や、感染者が確認された場合は保健所の調査に協力するよう事業者側に求めた。
 区は、感染者が出た店舗の要望に基づき、従業員に対する集団検査を実施している。積極的な検査で市中へのさらなる感染拡大を防ぐ考えで、連絡会などを通じて連携し、事業者側に受診を勧奨。都も取り組みを後押しするため、保健所の調査を支援している。
 緊急事態宣言の発令後、都は4月11日から幅広く休業を要請した。5月25日に宣言が解除されると、翌日から図書館や博物館を再開。6月1日には、商業施設をはじめ大幅に緩和するステップ2に移行した。12日にパチンコ店やカラオケ店などの再開を認めるステップ3に移った。 (C)時事通信社