【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)は18日、テレビ会議形式で国防相理事会を開き、2日間の日程を終えた。この日は新型コロナウイルスの「第2波」への備えを議論。加盟国やパートナー国に医療物資を迅速に提供するための備蓄などで合意した。
 さらに物資輸送などの支援活動の新たな作戦計画を策定。必要な医療用品を素早く調達するための資金確保も進める。
 ストルテンベルグ事務総長は終了後の記者会見で、「パンデミック(世界的流行)の第2波が発生しても、命を救い苦しみを和らげるため、互いに支え合う準備はできている」と強調した。
 今回のコロナ危機でNATOと加盟国の部隊は、世界各地で約350回の物資空輸を行ったほか、100近くの野戦病院を設置するなど、重要な役割を担った。
 2日間の理事会ではこのほか、ロシアのミサイルへの防衛体制強化や、ドイツ駐留米軍の撤退問題などを協議。来年に取りまとめるNATOの政治的機能の強化策についても議論した。 (C)時事通信社