がん免疫治療薬オプジーボの特許使用料の分配金を大幅に引き下げたのは債務不履行だとして、ノーベル医学生理学賞受賞者の本庶佑・京都大特別教授が19日、製造販売元の小野薬品工業(大阪市)に約226億円の支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こした。
 訴状などによると、小野薬品は本庶氏の研究を基に特許権を取得しオプジーボを開発。特許使用料をめぐる米国企業との訴訟で2017年1月、約700億円に加え26年までの使用料を受け取る内容で和解した。訴訟に協力した本庶氏に、小野薬品は金額の40%を支払うと提示したが、17年8月、1%相当を支払うと通知した。
 本庶氏側は、19年までに小野薬品が受け取った額の39%相当が未払いと主張。オプジーボが同社の売り上げに貢献しているのに、配分額を1%とするのは不合理だと訴えている。 (C)時事通信社