熊本市は26日までに、乳幼児を匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」を運営する慈恵病院に対し、経済的に困窮した妊婦を支援する「困窮妊婦保護室」の設置を許可し、同病院が保護室の運用を開始した。
 蓮田健副院長は「望まない妊娠をした女性や困窮している女性が安心して分娩(ぶんべん)までの時間を過ごしてもらえるよう期待している」と述べた。許可と運用開始はいずれも25日付。
 同病院によると、保護室は経済的に困窮した妊娠32週以降の妊婦が利用対象で、院内に2室準備した。家庭内暴力などの事情があれば、32週以前の受け入れも検討する。利用者には居室と食事が提供され、光熱費は同病院が負担。熊本県外からの利用者も想定しており、年間5~10人の利用者数を見込む。
 市は許可の条件として、同病院に対し利用者名簿の作成や市との情報共有などを挙げた。 (C)時事通信社