【ロンドン時事】北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターの喜田宏・特別招聘(しょうへい)教授は1日、オンラインの時事トップセミナー(時事通信社ロンドン支局主催)で講演した。懸念されている新型コロナウイルス感染の第2波について、「人から人に(ウイルスが)受け継がれていくと、人で増えやすいウイルスが選ばれていく。病原性は高くなっている可能性がある」と述べ、警戒を緩めないよう呼び掛けた。
 喜田氏はインフルエンザ研究の第一人者で知られる。「インフルエンザでも(スペイン風邪などの)パンデミックインフルエンザが出た後、第2波、第3波、季節性インフルエンザになってからの方が病原性が高いというのが科学常識になりつつある」と指摘した。
 新型コロナの感染者が南米やインドなどで急増していることに触れ、「感染症に国境はない。他の国で発生がある間はずっと警戒をしなければならない」と注意を促した。喜田氏は2011年から世界保健機関(WHO)指定人獣共通感染症対策研究協力センター長も務めている。 (C)時事通信社