新型コロナウイルスに感染して亡くなった人を収容する「納体袋」を、医療用具などの販売を手掛ける「川尻工業」(札幌市)が全国の自治体に届けている。最期の別れを告げる際の二次感染防止に欠かせず、同社の川尻祥明社長は「安定供給することだけを考える」と話している。
 同社の納体袋は透明なビニール製で、ウイルスが漏れ出ないようチャックで密閉する非透過性の構造。厚生労働省は遺体の搬送などに際し、こうした納体袋の使用を推奨している。
 同社は従来、警察や大学などに非透過性の納体袋を年間50枚ほど納めていたが、新型コロナの影響で注文が増えた。全国的に感染が拡大した4月には、1日に280件ほどの問い合わせを受ける日もあったという。 (C)時事通信社