九州南部の大雨被害を受け、政府は被災地での新型コロナウイルスの感染拡大に対して警戒に入った。一時的に人が密集する避難所などで予防に万全を期す方針で、間仕切りが可能な段ボールベッドや非接触型体温計を現地に送るなどの対策を取る。
 安倍晋三首相は4日、菅義偉官房長官や沖田芳樹内閣危機管理監、関田康雄気象庁長官らを首相官邸に集めて会議を開き、最新情報の報告を受けた。政府は被災地の状況を把握するため、武田良太防災担当相を熊本県に派遣した。
 官邸の会議には新型コロナ対策を担当する西村康稔経済再生担当相も出席した。同氏はこの後の記者会見で、防災当局と連携して被災地の感染予防に取り組む考えを強調。避難先としてホテルや旅館の確保に努める考えも示し、「避難される方々が感染リスクを負うことのないよう対応してほしい」と述べた。 (C)時事通信社