熊本県の球磨川が氾濫した4日、同県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」で14人が心肺停止になったことが確認された。自衛隊などが救助活動に当たる中、同園の関係者は「全く情報が入ってこない」と不安そうに語った。
 「人づてに亡くなった人もいると聞いた」と話すのは、同園を運営する社会福祉法人慈愛会の評議員の男性(66)。入居者の中には親戚もいるといい、「これまで100年以上、水が上がって来たことがないという場所に建てたのに…」とこぼした。
 千寿園のホームページなどによると、同園は2000年に設立された。特養ホームの定員は60人でデイサービスなども手掛ける。施設は球磨川の支流脇にあり、村の指定避難所の渡小学校がすぐ近くにある。 (C)時事通信社