インド政府は6日、新型コロナウイルス感染者の累計が69万7000人超となったと発表した。ロシア政府が6日発表した68万7862人を抜き、米国、ブラジルに次ぐ3番目になった。死者は約1万9700人に達した。
 5~6日の1日の新規感染者数は2万4000人超。商都ムンバイがある西部マハラシュトラ州では累計20万6000人超が、南部タミルナド州では同11万人超が感染した。
 約10万人が感染した首都ニューデリーでは、病床が足りず、五つ星ホテルや寝台列車を転用してきた。5日には「1万人を収容できる世界最大」(地元民放NDTV)の治療施設が稼働を始めたが、内部には段ボール製のベッドが並ぶ状態だ。
 インドは経済活動再開に動いているものの、感染拡大を受け、当局の動きは迷走している。政府は2日、ともに世界文化遺産の「タージマハル廟(びょう)」や「ラールキラー」の営業を6日から再開すると発表したものの、5日になって急きょ取りやめ、混乱ぶりを露呈した。 (C)時事通信社