【ロンドン時事】これまでマスクを着用する姿を見せてこなかったジョンソン英首相が、急にマスク姿で公の場に登場するようになった。マスクを毛嫌いしてきたブラジルのボルソナロ大統領が新型コロナウイルスに感染したことが、ジョンソン氏に影響を与えた可能性がある。
 ジョンソン氏は10日、自らのツイッターで初めてマスク姿の写真を公開。ロンドン郊外の地元選挙区で軽食店やスーパーマーケットを視察した様子を報告した。
 13日にも医療機関の視察にマスク姿で登場。さらにスコットランドなどの自治政府が店舗でのマスク着用を義務化する中、「人々は店舗でマスクを着用すべきだ」とイングランドでも義務化する考えを示した。ロンドンなどを抱えるイングランドでは現在、公共交通機関でのみ着用が義務付けられており、より広範な着用を求める声が一部で上がっていた。
 ジョンソン氏は3月下旬に新型コロナに感染し、一時は集中治療室(ICU)に運び込まれるほど重症化した。その後回復したため、免疫ができていれば再感染のリスクはないはずだが、英国民への啓発を意識しているとみられる。 (C)時事通信社