赤羽一嘉国土交通相は14日の閣議後記者会見で、旅行需要喚起策「Go To トラベル」キャンペーンに参加する旅行・宿泊業者に対し、新型コロナウイルス感染防止策の実施を義務付けると表明した。対策が不十分な旅館やホテルなどを利用した場合、代金割引などの適用が受けられなくなる。東京都で感染者が相次ぐ中、キャンペーンは予定通り22日に始める。
 首都圏での感染再拡大を背景に、受け入れ先の地方では二次感染をめぐって警戒感が高まっており、対策の徹底を図る狙いだ。赤羽氏は「単なる観光需要回復策ではなく、安全で安心な新しい旅のスタイルの普及・定着も重要な目的だ」と強調した。
 キャンペーンでは新規予約だけでなく、予約済みの旅行も割引を受けられる。ただ、事業者の感染対策が不十分でキャンペーンへの参加条件を満たせなかった場合は対象外。還付をめぐりトラブルが起きる恐れもある。
 参加条件は、旅行客全員への検温や浴場・飲食施設での「3密」回避、エレベーターなど設備の消毒徹底といった感染防止措置となる見込みだ。対策内容の公表も義務付ける。国交省は条件の詳細を17日に発表する方針。 (C)時事通信社