【ニューヨーク時事】米南部ジョージア州のケンプ知事(共和)は15日、新型コロナウイルス対策のため州内の自治体が独自に導入している公共の場所でのマスク着用を義務付ける行政命令を停止する知事令を出した。自治体側は猛反発している。
 ジョージア州では10以上の自治体が該当する規制を実施。知事令はマスク着用について「強く推奨される」と明記しつつ、自治体による義務化は停止すると定めた。米メディアによると、ケンプ氏は16日、州都アトランタのボトムズ市長(民主)らを相手取り、同市長に義務化の権限はないとして、知事令に従うよう求める訴訟を起こし、両者の対立は法廷闘争に発展した。
 今回の知事令をめぐり、同州オーガスタのデービス市長(民主)はツイッターで「ジョージアを結束させるために知事令の権限を使うべき時に、政治とは無関係な公衆衛生上の危機を政治的に扱っている」と反発。サバンナのジョンソン市長(民主)も「われわれは信念を貫き、科学に従い続ける」と強調した。 (C)時事通信社