筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者だった女性=当時(51)=のものとみられるブログやツイッターには、進行性の難病に侵され自由が利かなくなる体や生活を悲観し、安楽死を求める内面が赤裸々につづられていた。
 開設したブログの2018年5月の最初の記事のタイトルは「早く楽になりたい」。「1日中むせて咳(せ)き込んでる」「すごく辛(つら)い。なぜこんなにしんどい思いをしてまで生きていないといけないのか。安楽死を受けることぐらい許して欲しい」などと記した。
 別の日には「安楽死を受けるために海外に行くのに付添い人は自殺幇(ほう)助罪に問われるのでしょうか?」と問い掛けていた。
 ツイッターの最初のつぶやきは18年4月24日。「ALSを発症して7年になります」「海外で安楽死を受けるため始動します!」と宣言。「安楽死」や「尊厳死」といったハッシュタグ(検索用の目印)を付けてつぶやきを繰り返し、「望まないのにこんな体で無理やり生かされているのは人権の侵害だ」といら立ちも見せた。
 19年3月には「患者を生かすことをなぜいつまで医療者は使命だと思っているのだろう?」と医師に対する不信感もあらわにし、「患者と共に時代を変える医療者が現れて欲しい」と訴えた。
 24時間態勢でケアをするヘルパーへの感謝とともにいら立ちもつづり、安楽死に関する各国の事情を取材した本や番組に関心を寄せる様子も。19年9月のつぶやきには「手間のかかる面倒臭いもの扱い」「ひとときも耐えられない」とする心情も吐露した。 (C)時事通信社