難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者=当時(51)=に頼まれ、医師2人が女性を殺害したとして嘱託殺人容疑で逮捕された事件で、大久保愉一容疑者(42)が事件半年前、インターネット上に掲示板を開設し、安楽死が発覚しない方法を募っていたことが27日、分かった。
 同容疑者は、亡くなった林優里さんと遅くとも事件の約1年前からツイッターでやりとりを開始。交流の中で林さんが殺害を依頼したとみられており、京都府警は掲示板と事件との関係についても調べている。
 掲示板は大久保容疑者のツイッターのアカウント名で2019年5月1日に開設。タイトルは「安楽死研究会」で、開設目的に国内で安楽死などが法制化されていないことを挙げ、「人生を静かに閉じようという人もいたずらに長生きを強いられている現状を、現場ベースで打開すべく、知恵と経験を共有したい」と説明していた。
 また、「静かに逝かせてあげるちょっとしたコツをシェアできたらと思います」「痛くもない腹を探られない、要はバレないための知恵も必要かと思います」とも書き込んでいた。
 投稿者とのやりとりでは、薬物を使った具体的な安楽死の方法なども記載。「嘱託殺人、自殺幇(ほう)助など法にダイレクトに触れることが書かれると削除されるおそれがあります」と注意を呼び掛けており、違法性を認識した上で投稿を募っていたとみられる。 (C)時事通信社