政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会のメンバーを務める日本医師会の釜萢敏常任理事は29日、自治体が地域の実情に応じた新型コロナ対策を講じるため政府が作る指標に関し、感染状況などを3段階に分け、各段階に応じた対策をまとめる案が分科会で議論されるとの見通しを示した。日医の定例記者会見で明らかにした。
 30日に開かれる厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合と、翌31日の政府分科会で話し合う見込み。
 政府は指標に関し、60歳以上の感染者数や病床の逼迫(ひっぱく)度合いなどを盛り込むことを検討している。釜萢氏は三つの段階について、現在のような患者や重症者が徐々に増加している状況を「レベル1」とし、政府が緊急事態宣言を出すような状況が「レベル3」、両者の中間が「レベル2」に当たると指摘。「上の段階に行かないようにするためにどうするか、具体的に提言することになる」と語った。 (C)時事通信社