新型コロナウイルス対策のため、政府が介護施設などに配る布マスク約8000万枚について、配布開始の延期が検討されていることが29日、厚生労働省への取材で分かった。月末を予定していたが、品薄状況が改善し配布は不要との指摘も出ていた。時期は未定という。
 同省は介護施設や障害者施設などを対象に、9月中の配布完了を目指していた。布マスクはこれまでに2回、計約6000万枚の配布がほぼ完了。さらに約8000万枚を配り、職員や利用者ら1人当たり7枚が行き渡り、事業が終わる予定だった。
 同省によると、介護施設向けの配布事業の契約総額は約247億円。一方、6月に完了した全世帯向けは約260億円だった。家庭に届くのに時間を要した上、一部に汚れが見つかる問題が起き、批判が出ていた。 (C)時事通信社