鹿児島市の田上記念病院で昨年6月、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者=当時(67)=が亡くなったのは、人工呼吸器を外すなど看護師の操作ミスが原因だとして、女性の遺族が4日、業務上過失致死容疑で看護師や看護部長、主治医の院長兼理事長の3人に対する告訴状を鹿児島県警に提出したと明らかにした。
 告訴状によると、昨年5月23日、同病院に入院していた女性の人工呼吸器が約1時間外れたままになる医療事故が発生。同6月13日、低酸素脳症で死亡した。
 オンラインで記者会見した弁護士や遺族は、担当看護師がたん吸引の際、呼吸器を外すなどの誤った操作方法を日常的に繰り返し、再接続の際も確認を怠ったと主張。警報音が鳴っても聞こえづらい設定で、ナースコールも正常に作動しなかったと指摘した。
 同病院の院長兼理事長の話 刑事告訴の詳細を把握していないのでコメントは控えるが、患者が亡くなったことは事実。今後とも真摯(しんし)に対応していく。 (C)時事通信社