【シンガポール時事】シンガポール国家環境庁は5日、熱帯感染症のデング熱の感染者数が年初来で2万2403人に達し、2013年1年間の過去最多数を上回ったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大も続いており、医療現場への負担が増している。
 デング熱の死者は20人に上る。国家環境庁は「流行阻止には地域一丸となった取り組みが必要だ」と強調。殺虫剤散布や防虫剤利用、長袖長ズボン着用を求めるポスターを作成し、住民に対策を呼び掛けた。
 デング熱のまん延は、気温が高めでウイルスを媒介する蚊が繁殖しやすかったことが主因とされる。ただ、新型コロナ流行で在宅勤務が広がり、蚊の繁殖地に近い自宅で過ごす時間が増えたこともデング熱を助長したとの指摘がある。 (C)時事通信社