【サンパウロ時事】メキシコのロペスオブラドール大統領は7日、同国の新型コロナウイルスの感染状況について、米国と比べて「われわれの方がましだ」と述べた。人口が日本とほぼ同じメキシコの累計感染者は約47万人、死者は5万人以上で、それぞれ世界で6番目、3番目に多い。
 米政府は6日に全世界対象の海外渡航中止勧告を解除したが、メキシコは最も危険とされるレベル4の「渡航してはいけない」に分類された。記者会見で見解を問われたロペスオブラドール氏は、「隣国と比べ、われわれのパンデミック(世界的流行)の問題は小さい。比較するのは悪趣味だが、われわれの状況の方が(米国より)ましだ」と反発した。
 ロペスオブラドール氏は会見で、何度もトランプ政権との関係は良好なことを強調。ただ、トランプ政権には通商問題や国境管理をめぐり煮え湯を飲まされ続けてきただけに、つい本音が出たとみられる。 (C)時事通信社