【台北時事】アザー米厚生長官は9日、台湾に到着した。長官は10日に蔡英文総統と会談するほか、新型コロナウイルス対策の陣頭指揮を執り、感染封じ込めの立役者となった陳時中・衛生福利部長(厚生労働相に相当)と会い、衛生分野での米台協力強化について協議する見通しだ。
 台湾外交部(外務省)によると、米閣僚の訪台は6年ぶりで、米国と台湾の高官往来を法的に裏付ける米国の台湾旅行法が2018年に施行されて以降、初めて。1979年の米台断交後、最高位の米閣僚訪問となる。
 米中対立が先鋭化する中、米国と台湾の接近ぶりを浮き彫りにした格好で、中国は「米台間の公式の往来に断固反対するという中国の立場は一貫して明確だ」(外務省)などと反発している。 (C)時事通信社