新型コロナウイルスの感染が拡大し、せっかくの夏休みに外出自粛ムードが広がる中、自宅でレジャーを気軽に楽しめる商品が売れている。自宅に居ながら家族でキャンプ気分を味わえるテントや、子ども用プールが好評。山や海に出掛けられなくても、工夫次第で新しい楽しみ方が広がりそうだ。
 家具専門店やホームセンターを展開する島忠では、子どもがいる家族を中心に、屋内や庭で使えるテント形のワンタッチサンシェードが売れている。6月の売り上げは前年同月と比べ4割増加。女性でも簡単に組み立てられ、値段も4000円前後からと、手頃なのが魅力だ。
 仕入れ担当者によると、「本来は屋外用の日よけだが、テントに見立てて家で楽しむ使い方が増えている」という。
 ホームセンター大手のDCMホールディングスでは、子ども用プールの6月の売り上げが前年同月の2.5倍に急増。屋根付きプールなどが売れ筋で、DCMホーマック八王子みなみ野店(東京)は約30種類をそろえている。同社は「海水浴や学校のプールに行けない代わりに、おうちで楽しむ家族が増えたのではないか」(広報)とみる。
 衣料品や雑貨の製造・販売を手掛けるパル(大阪市)が運営する雑貨店「3COINS」では、子ども用プールのほか、水遊び用おもちゃの引き合いが強い。背負ったタンクにためた水を手元の水鉄砲から発射するタイプは、遠くまで飛ばせるとあって子どもに人気だ。タンクの形が飛行機やドレスになっているものなどもそろえ、夏休みの需要取り込みを狙う。 (C)時事通信社