【パリ時事】新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、スペインはナイトクラブの閉鎖や路上喫煙の禁止を決めた。フランスも職場でのマスク着用義務付けを検討するなど、欧州で再び感染防止に向けた規制強化の動きが広がっている。
 スペイン保健省の13日の発表によると、過去24時間に確認された新規感染者は約3000人。最初の感染ピークを越えた4月下旬以降、最も多い。
 イジャ保健相は14日の記者会見で「数週間前から急激に感染が増加している」と指摘。感染拡大防止のため、大人数が閉鎖空間で密着しやすいナイトクラブなどの施設を閉鎖すると発表した。さらに、他者との距離が2メートル以上確保できない場所での路上喫煙を禁止する。
 規制の具体的な導入時期は明らかにされていない。スペインは既に、全ての公共スペースや路上でマスク着用を義務付けている。
 フランスでもこのところ感染が拡大し、連日3000人に迫る勢いで感染者数が増加している。カステックス首相は11日、職場でのマスク着用義務付けの検討を開始したと明らかにした。感染症専門家は13日のテレビ番組で、「クラスター(感染者集団)の22%が民間企業内で発生している」と説明した。
 英政府は13日、フランスからの入国者に対して15日以降、2週間の隔離措置を再び設けると発表。バカンス客の間で混乱が起き、仏政府高官はツイッターで「遺憾に思う」と述べた。 (C)時事通信社