新型コロナウイルスに感染し自宅で療養する無症状や軽症の患者について、東京都がスマートフォンアプリを活用した体調確認を近く始める方針であることが17日、分かった。従来の電話確認から切り替えることで、増大する保健所の負担を軽減したい狙いだ。
 都内では7月以降、感染者が再び急増。都は家庭内での感染拡大や急な体調悪化のリスクがあるとして、無症状・軽症患者には原則として都が用意したホテルでの宿泊療養を求めている。
 しかし、子育てや介護などを理由に自宅療養を選ぶ人が多いのが実情だ。17日現在、宿泊療養287人に対して、自宅療養は745人いる。
 都は宿泊療養者には、既にアプリでの健康確認を導入。1日2回、患者自身が測定した体温や血中酸素飽和度、自覚症状などを送信し、ホテルに駐在する医師や看護師が確認している。都はこの仕組みを自宅療養者にも拡大する方針だ。これにより、保健所職員が電話で体調を確かめる手間が省けるという。
 都幹部は「電話だと出ない人も多い。アプリ導入で作業時間の短縮につながる」と説明。「新型コロナへの対応が長期化する中、いかに現場の負担を減らすかが重要だ」と話している。 (C)時事通信社