介護・医療事務大手のニチイ学館は18日、米投資会社ベインキャピタルと組んで進めていた経営陣による自社買収(MBO)が成立したと発表した。17日まで実施していたTOB(株式公開買い付け)に株主から議決権ベースで82%超の応募があった。東証1部上場のニチイは所定の手続きを経て上場廃止となる。森信介社長らは引き続き経営に当たり、事業再構築を加速させる。
 ニチイ学館は、多角化経営による成長が頭打ちになっており、MBOによる上場廃止で事業の選択と集中を迅速に進める必要があると判断した。当初はTOB価格を1株1500円に設定。しかし、株主の香港系投資会社リム・アドバイザーズが適正価格は2400円だと主張したことなどを受け、株価が上昇。ニチイはTOB期限を3回延長し、最終的に価格を1670円に引き上げた。 (C)時事通信社