【ワシントン時事】米疾病対策センター(CDC)は19日、米国内の先住民の新型コロナウイルス感染者が、人口比で白人の3.5倍に上るとする調査結果を公表した。米国の新型コロナをめぐっては、黒人やヒスパニック(中南米系)の感染者や死者の割合が、白人より大幅に高いことも知られている。
 CDCは人種別の詳細な統計を入手した23州を対象に、1月22日~7月3日までの感染者を調査。それによると、人口10万人当たりの感染者数はヒスパニックを除く白人が169人だったのに対し、先住民は594人に上った。
 感染者の年齢の中央値は、白人の51歳に対し先住民は41歳。感染者に占める18歳未満の割合は、白人が4.3%、先住民が12.9%で、先住民の方が若くして感染する傾向のあることが示された。
 こうした違いについて、CDCは「長年に及ぶ人種間の不平等が、健康面や経済面の格差をもたらした」と分析。「(公共交通機関の利用や車の共有による)集団での移動、水道へのアクセス、1世帯当たりの人数」など生活様式の違いが影響した可能性も指摘した。 (C)時事通信社