オリンパスは25日、欧米を中心に販売した内視鏡約4150台を自主回収すると発表した。製品の安全性に関する調査の結果、感染症リスクや検査中に部品が体内に残る可能性があると判断したため。
 回収するのは、気管や肺の診断に使う気管支ビデオスコープ「BF TYPE Q180」約3900台と胆道を観察する胆道ファイバースコープ「CHF TYPE CB30S」約250台。気管支用の内視鏡は使用後に感染症が疑われるケースが確認されたほか、胆道用は体内に部品が残る事例が見つかった。
 両製品とも主に欧米向けだが、胆道内視鏡の一部は国内で販売されていた。いずれも既に生産・販売を終了。同社は現在も使用している可能性のある医療機関へ順次、回収を呼び掛ける。
 オリンパスは回収費用として、2020年7~9月期に約50億円を引当金として計上する。 (C)時事通信社