建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み中皮腫や肺がんなどを発症したとして、元建設労働者と遺族計10人が26日、国と建材メーカー12社に計約2億7000万円の損害賠償を求め仙台地裁に提訴した。原告側弁護団によると、同様の訴訟は東北で初めて。
 原告は東北出身で60~70代の元労働者3人と、死亡した4人の遺族7人。国が危険性を認識していたにもかかわらず、防じんマスク着用の義務付けなどの規制を怠ったため健康被害を受けたとして、1人当たり3850万円を請求している。
 宮城県在住で肺がんを患う元内装工の60代男性は提訴後、「5分も歩くと息切れする。裁判で国の間違いが認められ、早く救済してほしい」と話した。 (C)時事通信社