【ワシントン時事】新型コロナウイルス感染者が世界最多の米国で、新学期を迎えキャンパス生活を再開した大学の学生ら多数がウイルスに感染していることが相次いで明らかになった。トランプ大統領は「若者や子供はウイルスに強い」と主張し、大学や学校に本人出席による授業再開を強く求めているが、学生や教職員らの懸念が強まりそうだ。
 25日の米各メディアによると、本人出席の授業を19日に開始したアラバマ州立大では、感染検査を受けた4万6000人余りのうち約1000人が陽性と判明した。感染した学生の大半は、自宅に戻り自主隔離に入ったという。
 同大のベル学長は、学生らに宛てたメールで「秋からの学期を一緒に乗り切るのが私たちの目標だ」と説明。感染拡大を阻止するため、社会的距離の確保やマスク着用、大人数の集会禁止の徹底を呼び掛けた。
 ノースカロライナ大チャペルヒル校では新学期開始直後の先週、学生と職員計130人以上が陽性と診断され、大学は急きょ本人出席の授業をオンラインに切り替えた。17日にオンライン中心で授業を再開した南カリフォルニア大でも、「ロサンゼルスのキャンパスで学生の感染者が増えている」として、100人超の学生が14日間の隔離状態に置かれた。
 感染防止のため、強硬措置を講じた大学もある。CNNテレビによると、オハイオ州立大は学期開始前日の24日、マスク着用や10人超の集まり禁止などのルールを守らなかったとして、228人を停学処分とした。 (C)時事通信社