世界保健機関(WHO)は25日付で、アフリカで野生株のポリオウイルスが根絶されたと宣言した。アフリカでは2016年にナイジェリアで確認されたのを最後にポリオの感染例は4年間報告されていなかった。WHOは、1980年に根絶を宣言した天然痘に続いて世界からのポリオ根絶を目指しており、残るはアフガニスタンとパキスタンのみになった。
 ポリオは乳幼児がかかることが多く、発症すると手足がまひし後遺症が生涯残る場合もある。日本では60年に5000人超の患者が出たが、ワクチン接種により急速に終息し、80年を最後に野生株のウイルスによる新たな患者は確認されていない。
 WHOは88年からワクチン接種を通じてポリオの根絶を目指す活動に取り組んでいるが、ナイジェリアではイスラム過激派の勢力拡大でワクチン接種が遅れていた。 (C)時事通信社