厚生労働省は28日、2019年度に病気やけがの治療で医療機関に支払われた概算の医療費(速報値)を発表した。高齢化や医療技術の高度化などにより、前年度比2.4%増の43兆6000億円となり、3年連続で過去最高を更新した。
 ただ、3月の概算医療費は、前年同月比で1.2%減となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う受診控えが影響したとみられる。4月以降も減少が見込まれ、厚労省は「今後の動向を見極めたい」と話している。
 概算医療費は、公的医療保険や公費、患者の窓口負担分を集計したもので、全額自己負担や労災などは含まない。医療費全体を示す国民医療費の約98%に相当する。 (C)時事通信社