鹿児島県出水市で昨年8月、児童相談所が継続指導中だった女児=当時(4)=が死亡した事案で、県社会福祉審議会の児童福祉専門分科会相談部会は2日、「(児相など関係機関の)連携や引き継ぎ、リスク評価に対する認識が不足していた」などとする報告書を塩田康一知事に提出した。
 報告書は、女児が出水市転入前に住んでいた薩摩川内市内で夜間、1人でいるところを県警に4回保護されていたと指摘。児相が育児放棄(ネグレクト)と認定していたのに転居前後で情報伝達が不十分だったとし、児相内部の情報共有の在り方や、警察・市との連携不足などを課題に挙げた。
 児相が女児を「継続指導」としながら接触していなかったことも問題視し、「組織としてのチェック機能が働いていなかった」とした。 (C)時事通信社