【ニューヨーク時事】米ファイザーや英アストラゼネカなど欧米の製薬会社9社は8日、それぞれ開発を進める新型コロナウイルスのワクチンに関し、「科学的な過程を順守する」との共同声明を発表した。トランプ米政権が臨床試験(治験)終了前に例外的にワクチン投与を認める「緊急使用許可」に踏み切る可能性が取り沙汰される中、拙速な使用に懸念を示した格好で、ライバル企業同士が結束するのは異例。
 声明では、ワクチンに関し「高い倫理的、科学的基準に基づく開発や治験を継続する」と強調。「当局が求める大規模な最終治験を通じ、安全性と有効性が示された後に、承認や緊急使用を申請する」と明言し、治験終了前の申請を否定した。
 ワクチン開発をめぐっては、複数の企業が最終段階の治験を進めており、10月にも一部で成否が判明する見通し。 (C)時事通信社