【バンコク時事】タイ保健省は10日、今年上半期の自殺者が前年同期比22%増の2551人に達したと発表した。今年に入って感染が広がった新型コロナウイルスの影響の可能性があり、保健当局は警戒を強めている。
 タイ政府は感染拡大後、経済活動を厳しく制限。今も外国人観光客の受け入れ再開のめどは立たない。国内総生産(GDP)の2割近くを支えるとされる観光業は打撃を受け、市民生活に深刻な影響を及ぼしている。
 報道によると、タイ政府が帰国者に義務付けている指定施設での2週間の隔離中にも、2人が自殺した。保健省のキアティプーム精神衛生局長は「自殺者の増加傾向は(1997年に始まった)アジア通貨危機当時に似ている」と指摘した。 (C)時事通信社