厚生労働省は15日、2019年に判明したエイズウイルス(HIV)感染者とエイズ患者は前年比81人減の計1236人で、3年連続で減少したと発表した。今年4~6月の検査・相談数はいずれも通常の3割程度に激減していたという。同省は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、保健所がコロナ対応に重点を置いた他、市民が検査・相談を控えたことが原因とみている。
 1236人の内訳は、感染者が前年比37人減の903人、患者が44人減の333人。日本国籍が1060人、外国籍が176人だった。感染経路は、同性間の性的接触が最多(831人)で、異性間の性的接触(192人)が続いた。世代別では、20代と30代がそれぞれ3割程度を占めた。
 保健所などでのHIV抗体検査は、19年は前年比1万1501件増の14万2260件、相談は同1865件増の12万9695件だった。3カ月間ごとに見た場合、検査・相談数はおおむね3万~4万件で推移しているが、今年4~6月では、検査は9584件、相談は1万1689件だった。 (C)時事通信社