【ロンドン時事】新型コロナウイルスの感染が急拡大する英国で21日、政府首席科学顧問パトリック・バランス氏らが特別会見を行った。「事態は誤った方向に向かっている」とし、全国的な広がりを抑えられるかどうか「重大局面に差し掛かっている」と警告した。
 政府は週内にも、新たな規制強化策を発表する方針。ただ経済への配慮から全土ロックダウン(都市封鎖)の再導入は避け、当面は飲食店の営業時間制限など限定的なものになると見込まれている。
 会見によれば、感染者数は7日ごとに倍増しており、何の対策も取られなければ10月半ばに1日の新規感染は約5万件、翌月には1日の死者数が200人を超える計算。バランス氏は「この傾向を断ち切らなくてはならない。スピードと行動が必要だ」と訴えた。 (C)時事通信社