【ワシントン時事】28日の米NBCテレビによると、米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は、新型コロナウイルス流行について「収束は遠い」という見解を示した。同僚との25日の通話内容として報じたもので、早期収束に自信を示すトランプ大統領との温度差が鮮明になった。
 レッドフィールド氏は先の上院小委員会で、新型コロナのワクチンが国民に広く行き渡るのは「来年半ばになる」と証言。「年内に1億人分のワクチンを配布できる」と楽観論を唱えるトランプ氏と異なる見通しを示していた。
 NBCによれば、レッドフィールド氏は25日の通話で、8月に大統領の新型コロナ対策顧問に就いたスコット・アトラス医師に関し「彼の言うことは全部間違いだ」と厳しく批判した。アトラス氏は感染症や公衆衛生の専門家ではなく、国民の多くが感染して免疫を持つ「集団免疫」を通じたウイルス封じ込めを提唱したことで知られる。 (C)時事通信社