【ニューヨーク時事】米東部ニューヨーク市のデブラシオ市長は29日の記者会見で、市内の新型コロナウイルス検査の陽性率が3.25%に上昇したと発表した。3%を超えるのは6月以来。市の陽性率は最近は1%前後で推移してきた。市内の一部地域での上昇が背景にあり、過去2週間の市全体の感染者の25%をこうした地域の感染者が占めるという。
 直近7日の平均は1.38%。市ではこの日、3月以来停止していた小学校などの対面授業が再開された。ただ、市の陽性率が7日平均で3%に達した場合、対面授業は再び停止になる。市長は陽性率が早期に低下しない場合、「必要なら集会の禁止や、不可欠でない事業の閉鎖を実施しなければならない」と警告した。
 市内の146地区のうち、陽性率が高いのは9地区で、ブルックリン区のグレーブセンドなどでは陽性率が6.72%に上った。一方、9地区以外の陽性率は依然低く抑えられている。米メディアによると、ユダヤ教の超正統派が多数住む地域でクラスター(感染者集団)が発生している。
 市長はまた、マスク着用の義務化を徹底し、拒む人に罰金を科すと強調。「きょうから大規模に実施する」と述べた。来週から学校で定期的なウイルス検査を実施する方針も明らかにした。 (C)時事通信社