【ワシントン時事】新型コロナウイルスに感染し入院したトランプ米大統領(74)について、メドウズ大統領首席補佐官は3日、米メディアに病状は予断できないとして「次の48時間が非常に重要だ」との認識を示した。依然楽観できないという見方が広がる一方、4日に記者会見した専属医は早ければ5日に退院できるという見通しを強調した。
 トランプ氏は3日、ツイッターに約4分間の動画を投稿。病状について「次の数日はどうなるか分からない。正念場になる」と述べた。「体調は良くなり始めた」とアピールし、「きっと良い結果になる」と回復に決意を示した。
 メドウズ氏は、健康状態に関するいくつかの数値が過去24時間「とても憂慮すべき」状況だったと指摘。「完全な回復への道筋はまだ見えていない」と明かした。
 また、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)はトランプ氏が2日にホワイトハウスで息苦しくなり、酸素吸入を受けたと伝えた。このことが入院の判断につながったとしている。
 4日会見した専属医のコンリー医師はトランプ氏が2日に体調を崩したが、それ以降は「状況は改善を続けている」と説明した。高熱を出し、2回にわたり血中酸素濃度が低下したという。
 コンリー氏によると、現在は健康状態に関する数値は安定。治療薬「レムデシビル」の2回目の投与を受けたが、肝臓や腎臓の機能にも異常はないという。
 トランプ氏と最近接触した人物では3日も感染者が増え、クリスティー前ニュージャージー州知事が検査で陽性になったと発表した。 (C)時事通信社