【ワシントン時事】新型コロナウイルスに感染し治療を受けていたトランプ米大統領(74)は5日夕(日本時間6日朝)、首都ワシントン郊外の軍医療センターを退院した。退院に当たり新型コロナを「恐れるな」と国民に訴え、健在ぶりを誇示した。当面はホワイトハウスで、執務と並行して療養に当たる。
 紺のスーツに身を包んだトランプ氏は、病院を出ると報道陣に親指を立てるポーズ。専用ヘリコプターでホワイトハウスに到着後、バルコニーでマスクを外して写真撮影に臨んだ。
 その後、ツイッターに動画を掲載し、国民に「仕事に戻る。(ウイルスに)生活を乗っ取られるな。注意して外に出よう」と強調。「われわれには世界最高の薬があるし、ワクチンも間もなく手に入る」と述べ、過度に萎縮しないよう呼び掛けた。
 早期退院の判断には、病状の改善に加えて、投票まで1カ月を切った大統領選への危機感が背景にある。ただ、選挙集会など本格的な政治活動は当分見合わせることになりそうだ。5日にはマケナニー大統領報道官が新型コロナの感染検査で陽性になったことが判明するなど、トランプ氏周辺では感染者も相次いでいる。 (C)時事通信社