【ベルリン時事】ドイツで新型コロナウイルスの感染者増加が止まらない状況だ。8日の発表では、過去1日で確認された感染者数が4月以来初めて4000人を突破。連邦政府や各自治体は、国内旅行や商店の営業の制限など対応に追われている。
 7日から8日にかけての1日で確認された死者数は16人と、3~4月のピーク時の数百人規模には達していない。感染者数の増加は検査体制の拡充で無症状者や軽症者が広く把握されているという要因も大きいとみられているが、ウイルスが広まりやすいとされる冬季に向け警戒感が強まっている。
 連邦政府と州政府は7日、過去7日間の感染者数が10万人当たり50人を超えた国内の「リスク地域」からの観光客に対し、ホテルなどでの宿泊には陰性の検査結果の提出を義務付けることで原則合意。「都市部や人口集中地域での増加が顕著だ」と警戒を呼び掛けた。
 特に懸念されているのが、3~4月は他の都市部より状況が良かった首都ベルリン市。首相官邸など政府機関が集まる区画を含む中心部の複数の地区がリスク地域となり、市政府は10日から商店の深夜営業禁止などの措置を取ることを決めている。 (C)時事通信社