カラオケで飲食をしながら歌うと、口から出る飛沫(ひまつ)の量が通常の会話時に比べ約14倍になるとの実験結果を、豊橋技術科学大(愛知県豊橋市)の飯田明由教授が16日までに発表した。
 実験では、マウスシールドの内側に、水滴が付着すると色が変わる「感水紙」を張り、1平方センチメートル当たりの平均の斑点の数から飛沫量を計測した。その結果、通常の会話レベルの60~70デシベルの声で25秒間発声した場合に比べ、飲食しながら大声(80~90デシベル)で15秒間歌唱すると、飛沫の量が約14倍となった。
 飲食をしないケースでは、普通の声で歌うと会話時の約4倍、大声だと約11倍だった。大声で会話した場合は約9倍、飲食を伴う会話でも約2倍になったという。
 飯田教授は「採取したデータは今後、スーパーコンピューター富岳での解析などに活用し、新型コロナウイルス対策に役立てたい」と話した。 (C)時事通信社